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2025年3月期第2四半期業績

バンドー化学、自動車部品事業は増収増益

決算 2024-11-08

 バンドー化学の2025年3月期第2四半期(2024年4~9月)業績(IFRS)は、売上収益が580億9,800万円で前年同期比7.7%増、コア営業利益が41億600万円で同9.3%増、純利益が32億9,700万円で同10.2%減だった。

 セグメント別にみると、自動車部品事業は売上収益が292億5,700万円で同11.4%増、コア営業利益が24億7,000万円で同35.7%増。

 国内は自動車生産台数減少の影響を受けたが、輸出向け製品の販売が好調に推移したことで販売が増加。海外は米国で補修市場向け製品の販売が増加。中国・アジアは二輪車メーカーの生産が回復し、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加した。

 産業資材事業は売上収益が192億6,700万円で同4.0%増、コア営業利益が13億4,800万円で同28.9%減。

 一般産業用伝動ベルトは国内においては、産業機械用伝動ベルトの販売が前年並みに推移。海外においては、欧米で産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国・アジアでも農業機械用伝動ベルトの販売が増加した。運搬ベルトは国内においては、樹脂コンベヤベルト(サンラインベルト)の販売が増加したがコンベヤベルトの販売が減少した。

 高機能エラストマー製品事業は売上収益が70億7,000万円で同2.0%増、コア営業損失が1,100万円(前年同期は7,600万円の損失)。

 機能フイルム製品は建築資材用および装飾表示用フイルムの販売が増加。精密機能部品は精密ベルトの販売が増加したが、高機能ローラおよびブレードなどの販売が減少した。

 ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを含むその他事業は売上収益が29億1,700万円で同10.8%増、コア営業利益が1億6,400万円(同4,700万円の損失)となった。

 2025年3月期通期業績は、売上収益1,100億円で前期比1.6%増、コア営業利益82億円で同8.1%増、純利益65億円で同5.2%増を見込んでいる。

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