PAGE TOP

希少な植物を保全していることが評価

住友ゴム工業、白河工場が環境省の「自然共生サイト」に認定

タイヤ 2024-10-31

 住友ゴム工業の白河工場(福島県白河市)が、環境省の「自然共生サイト」に認定された。

白河工場


 自然共生サイトとは「30by30(2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標)」を実現するために、「民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が認定する区域のこと。認定区域は「OECM」として、併せて国際データベースにも登録される。

 同工場は、1974年に操業を開始して以来、約50年にわたり、森林整備や絶滅のおそれがある植物の保全活動などさまざまな活動を続けてきた。

工場内の貯水池に生息する準絶滅危惧種「アサザ」


工場内のカタクリ群生地


 今回の認定では、準絶滅危惧種「アサザ」や、カタクリなどの希少な植物を保全していることが評価された。また、里山「GENKIの森」も、多様な植生物が生息・生育している優良なサイトであると評価を受けた。そのほか、工場で育てた苗木を市民へ提供するなど、地域との交流を積極的に行っている。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物