PAGE TOP

2025年3月期第2四半期業績

住友理工、自動車用品、一般産業用品とも増収増益

決算 2024-10-31

 住友理工の2025年3月期第2四半期(2024年4~9月)業績(IFRS)は、売上高が3,091億6,900万円で前年同期比3.8%増、事業利益が173億1,500万円で同35.4%増、純利益が100億3,000万円で同72.1%増だった。

 セグメント別にみると、自動車用品は売上高が2,791億9,300万円で同3.3%増、事業利益が147億4,100万円で同25.1%増。主要顧客による減産の影響があったものの、円安の進行による為替換算の影響により増収。原価低減活動、生産効率向上や為替換算の影響により増益となった。

 一般産業用品は売上高が299億7,500万円で同8.3%増、事業利益が25億7,400万円で同156.9%増。高圧ホースおよびプリンター向け機能部品の主要顧客による生産台数の増加や円安の進行による為替換算の影響により増収。販売数量増加およびプリンター向け機能部品事業における構造改革の進展により増益となった。

 所在地セグメント別にみると、日本は売上高が1,210億円で同5.0%増、事業利益が57億円で同29.4%増。米州は売上高が978億円で同12.9%増、事業利益が43億円で同2.1倍。アジアは売上高が936億円で同3.5%減、事業利益が88億円で同18.1%増。欧州その他は売上高が338億円で同2.8%増、事業損失が18億円(前年同期は14億円の損失)となった。

通期業績予想を修正

 同社は2025年3月期通期業績予想を修正した。円高の進行により海外子会社の売上高が邦貨換算で減少するため、売上高は前回予想を下回る見込み。損益面は第2四半期における利益の変動に加え、下期の原価低減活動および経費支出抑制による収益の上振れを加味し、前回予想を上回る見込み。

 ■2025年3月期通期業績予想
 ◇売上高=6,150億円(前回予想6,250億円、増減率1.6%減)◇事業利益=380億円(同330億円、同15.2%増)◇純利益=222億円(同177億円、同25.4%増)

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル