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一般消費者に向けた初のイベントを渋谷で開催

ブリヂストン、“想いは筋肉に宿る”をコンセプトにゴム人工筋肉を展示

タイヤ 2024-02-13

展示全体


 ブリヂストンは2月9~14日に、体験型ストア「b8ta Tokyo – Shibuya」(東京都渋谷区)でゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)を使った体験型展示を公開している。

ラバーアクチュエーター


 バレンタインシーズンに開催されている同イベントでは、「想いは筋肉に宿る」と題し、ゴム人工筋肉を用いた体験型展示を実施。急速に進化するテクノロジーによって多様化し、SNSを中心に手軽になったコミュニケーションの形。現在在るコミュニケーションそのものに問いを立て、ゴム人工筋肉による柔らかなテクノロジーを介した“想いの伝達”を表現した。

デモンストレーションの様子


 具体的には、参加者がゴム人工筋肉を思い思いの力で握ると、そこから伝わる感情に呼応するように複数のゴム人工筋肉がそれぞれ異なる、有機的な動きを見せる。

オリジナルキャラクターがあしらわれたステッカー(写真左)と3種のメッセージカード


 同社はソフトロボットハンドをモデルにしたオリジナルキャラクターをあしらった、ステッカーや3種のメッセージカードも用意。ゴム人工筋肉を握ったことで浮かび上がった「想い」をさらに「伝える」後押しをする。ユニークかつ想像力をかき立てる展示を展開している。

ソフトロボットハンドをモチーフにしたオリジナルキャラクターがあしらわれたパーカー


 同展示は同社の人的創造性の観点から、ソフトロボティクス ベンチャーズ ソフトロボティクス事業推進課の石田潤子氏と手塚晶子氏、同ソフトロボティクスソリューション推進課の荒井航氏ら3人の若手社員が企画から運営まで担当した。

「当イベントはゴム人工筋肉を、初めて広く一般の方へ向けて紹介するものとなる。①ゴム人工筋肉を広く知ってもらう②同製品の可能性を体感してもらうことを目的に、ソフトロボットハンド等以外の展示を用意した。

 実際に触れることができ、有機的な動きを体現できる当社の柔らかいテクノロジー・ゴム人工筋肉で、新たなコミュニケーションの可能性を体現できるのではないかと今回の展示に至った。参加者には、展示を体感することで、手紙やSNSなど従来のコミュニケーションツール以外の、新たなコミュニケーションの可能性を探求・再考してもらいたい」(ブリヂストン)

 イベントはバレンタイン当日まで開催。柔らかいテクノロジーに背中を押してもらい、大切な人へ想いを伝えてみては。

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