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16年12月期業績

ブリヂストン、今期は為替響き営業益13%減

タイヤ 2017-02-20

説明する江藤執行役副社長


 ブリヂストンが2月17日に発表した16年12月期業績は、売上高が3兆3,370億円で前期比12%減、営業利益が4,495億円で同13%減、経常利益が4,325億円で同15%減、当期純利益が2,655億円で同7%減だった。同期は為替が大きく影響し、「為替を除くと微減収で、営業利益は増益だった」(江藤彰洋執行役副社長CFO・財務担当)という。年間で見ると低位で推移した原材料は営業利益段階で910億円の増益要因だった。

 部門別では、タイヤ部門は売上高2兆7,657億円で同13%減、営業利益4,147億円で同12%減。多角化部門は売上高5,857億円で同8%減、営業利益348億円で同22%減だった。

 17年12月期業績見通しは、売上高が3兆6,300億円で前期比9%増、営業利益が4,520億円で同1%増、経常利益が4,330億円で横ばい、当期純利益が2,800億円で同5%増。原材料価格高騰に対しては「適切な値上げで対応する」(江藤執行役副社長)考えだ。原材料価格は、営業利益段階で1,370億円の減益要因となるが、売値やMIXの改善、数量増や戦略商品の拡販などにより、増益を確保する見通し。

 部門別では、タイヤ部門は売上高3兆400億円で同10%増、営業利益4,170億円で同1%増、多角化部門は売上高6,000億円で同2%増、営業利益が350億円で同1%増を見込んでいる。

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