表面の損傷が最多
住友ゴム工業、「DUNLOP全国タイヤ安全点検」を実施
タイヤ 2021-11-25
住友ゴム工業は、定期的なタイヤ点検の啓発を目的に行なっている「DUNLOP全国タイヤ安全点検」を10月8日から10月24日、全国のタイヤセレクト各店舗で実施した。今回が25回目。
点検の結果、整備不良が26.9%の割合で確認され、パンクの原因となる「表面の損傷」が最も多く、中でもタイヤの溝のひび割れが目立った。
このタイヤ点検は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝、表面の損傷、空気圧などの点検を行うもので、2008年から継続して実施している。今回は計1,145台の車両のタイヤを点検した結果、タイヤの整備不良率は26.9%だった。
不良別では、表面の損傷が15.9%、空気圧の過不足が12.7%、残溝不足が6.0%、偏摩耗が4.0%と続いた。最も不良率の高かった表面の損傷は、昨年10月の結果と比較しても、5.4ポイント増加した(各不良率は重複を含む)。
今回の点検ではプロの点検に加え、Ridge-i(東京都千代田区)協力のもと開発した、住友ゴム工業として初めてとなるAIタイヤ点検ツールを導入。AIという新しさから点検に興味を持ったユーザーも多く、撮影した画像を見ながら点検結果の説明を受けられることで、「言葉で説明してもらうよりも分かりやすい」「納得感が得られた」などの声が上がった。
DUNLOPでは、ブランドメッセージ「事故のない毎日をつくりたい。」のもと、引き続きタイヤ点検の重要性を呼びかけ、より安全なモビリティ社会の実現を目指す。
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