2021年3月期第3四半期業績
住友ゴム工業 、タイヤ事業は202.1%の大幅増益
タイヤ 2021-11-09
住友ゴム工業の2021年12月期第3四半期(1~9月)業績(IFRS)は、売上収益が6,570億1,900万円で前年同期比21.6%増、事業利益が320億7,100万円で同306.2%増、純利益が207億2,600万円(前年同期は67億9,300万円の損失)と大幅な増収増益となった。
事業利益段階の増減要因をみると、増益要因は価格が120億円、数量・構成他が178億円、直接原価が68億円、為替が40億円、スポーツが90億円。減益要因は原材料▲181億円(天然ゴム▲77億円、石油系▲92億円、他▲12億円)、固定費▲39億円、経費▲30億円、産業品他▲4億円で、差し引き321億円の増益となった。
セグメント別では、主力のタイヤ事業の売上収益は5,518億9,500万円で同19.7%増、事業利益が232億9,700万円で同202.1%増となった。
国内新車用は、世界的な半導体不足の影響等により自動車メーカーの生産台数が減少したが、前年は新型コロナウイルス感染症の影響で販売が落ち込んだこともあり増収。国内市販用は、新製品をはじめとする低燃費タイヤやオールシーズンタイヤなどの拡販に努めた結果、販売は前年同期実績を上回った。
海外新車用は、世界的な半導体不足の影響を受けたものの、新型コロナの影響からの回復傾向により増収。海外市販用は、アジア・大洋州や欧州・アフリカ、南米で販売が伸長。米州でも販売が伸びたが、輸送コンテナの需給逼迫により輸送量に制約が見られたほか、輸送費高騰の影響大きく受けた。
スポーツ事業は売上収益が761億200万円で同52.8%増、事業利益が71億6,400万円(同18億6,100万円の損失)。ゴルフ用品は新型コロナに伴う市場縮小に反転が見られたほか、ゴルフ場の利用者増加もあり増収。テニス用品も販売が前年同期実績を上回った。ウェルネス事業は、新型コロナの影響は受けたものの、運動意欲の高まりにより増収となった、
産業品他事業は、売上収益が290億2,200万円で同1.4%減、事業利益が15億7,700万円で同22.4%減。医療用精密ゴム部品やOA機器用精密ゴム部品の受注は増加した一方、インフラ商材での大型物件は減少した。
通期業績予想を下方修正
同社は、2021年12月期通期業績予想を下方修正した。足元の原材料価格上昇や海上輸送コスト高騰など環境変化を反映した。
■2021年12月期通期業績予想
売上収益=9,250億円(前回予想9,300億円、増減率0.5%減)◇事業利益=460億円(同550億円、同16.4%減)◇純利益=290億円(同355億円、同18.3%減)
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