2022年3月期第2四半期業績
三ッ星ベルト、需要回復でベルト事業は大幅増収増益
工業用品 2021-11-09
三ツ星ベルトの2022年3月期第2四半期(2021年4~9月)業績は、売上高が370億6,800万円で前年同期比21.7%増、営業利益が39億9,800万円で同104.1%増、経常利益が44億3,900万円で同93.3%増、純利益が29億1,700万円で同82.3%増だった。
セグメント別にみると、国内ベルト事業は売上高が139億1,800万円で同17.2%増、営業利益が37億8,700万円で同85.9%増。主要顧客の経済活動が回復傾向により、いずれの業界でも需要が回復した。自動車用ベルトは、半導体不足による顧客の生産調整があったが生産回復に向かい、組み込みライン用や補修市場向けが増収。一般産業用ベルトは射出成形機や工作機械、ロボット業界向けの販売が好調だったことに加え、農業機械向けも政府補助金の効果で売上高が増加した。搬送ベルトは食品業界や物流業界の回復に伴い、同市場向けの販売が増加したほか、合成樹脂素材も増収となった。
海外ベルト事業は、売上高が179億3,100万円で同33.9%増、営業利益が18億7,100万円で同70.0%増。新型コロナの影響が大きかった前年同期と比べ、アジア、欧米いずれの地域でも売上高が大きく回復した。自動車用ベルトは、米国ではスノーモービルや多用途四輪車向け需要が大幅に回復したほか、東南アジア・中国でも二輪車用の売上高が増加。四輪車用も半導体不足の影響があったが、前年同期実績を上回った。
一般産業用ベルトは、アジアや欧州で補修市場の拡販により増収。OA機器用ベルトもユーザーの生産回復により売上高が増加した。
建設資材事業は売上高が26億8,300万円で同5.3%減、営業利益が9,900万円で同38.2%減。建築部門は改修工事物件が回復傾向により増収となったが、土木部門は工事物件の減少や物件規模の縮小の影響で減収となった。
エンジニアリング ストラクチュラル フォームや金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入れ商品などが含まれるその他は、売上高が25億3,400万円で同7.3%増、営業利益が9,200万円で同634.6%増となった。
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