2021年12月期第1四半期業績
横浜ゴム、MBは減収増益
タイヤ 2021-05-14
横浜ゴムの2021年12月期第1四半期(1~3月)業績(IFRS)は売上収益が1,496億2,600万円で前年同期比15.9%増、事業利益が145億2,300万円で同698.3%増、純利益が278億2,400万円(前年同期は2億5,800万円の損失)だった。
事業利益段階の増減要因は、増益要因が販売量で34億円、原料価格で22億円(天然ゴム▲2億円、合成ゴム9億円、配合剤9億円、その他5億円)、固定費で21億円、ATGで17億円、特殊要因で12億円、製造原価で9億円、価格/MIXで6億円、MBで6億円、その他で6億円、為替差で5億円、減益要因が変動費で11億円、差し引き127億円の増益。
タイヤは売上収益が1,014億500万円で同16.0%増、事業利益が92億8,700万円(前年同期は5億300万円の損失)。新車用タイヤの売上収益は、国内および北米は半導体不足の影響などで前年同期を下回ったものの、中国の需要回復に伴い販売量が増加したことから、新車用タイヤ全体では前年同期を上回った。市販用タイヤの売上収益は、積極的な高付加価値商品の拡販や旺盛な需要への生産対応などに努めた結果、国内では年初の降雪により冬用タイヤの販売が順調だったほか、海外でも特に中国、欧州およびアジア地域での販売が増加したことで、国内、海外ともに前年同期を上回った。
MBは売上収益が237億8,700万円で同4.4%減、事業利益が15億2,700万円で同65.2%増。ホース配管事業は国内外ともに建機用が好調で前年同期を上回った。工業資材事業は海洋商品は好調だったものの、主に土木関連商品の販売減により前年同期をわずかに下回った。ハマタイト事業は建築用の販売が低調だったものの、自動車用の販売は好調で売上収益は前年同期並みだった。航空部品事業は民需・官需ともに需要減退の影響が大きく前年同期を下回った。
ATGは売上収益が225億4,600万円45.0%増、事業利益が34億9,400万円で同95.5%増。農業機械用・産業車両用タイヤをはじめとするオフハイウェイタイヤはともに好調で、売上収益は前年同期を上回った。
その他は売上収益が18億8,700万円で同47.0%増、事業利益が2億4,300万円(前年同期は4億1,700万円の損失)。
連結業績予想を上方修正
横浜ゴムは、2021年12月期第2四半期(1~6月)および通期業績予想を上方修正した。第1四半期業績が好調に推移したことが主因。11月1日に譲渡予定のハマタイト事業は、第2四半期から非継続事業に分類する。
■2021年12月期第2四半期連結業績予想
売上収益=2,980億円(前回予想2,880億円、増減率3.5%増)◇事業利益=200億円(同180億円、同11.1%増)◇純利益=315億円(同285億円、同10.5%増)
■2021年12月期通期連結業績予想
売上収益=6,400億円(前回予想6,200億円、増減率3.2%増)◇事業利益=500億円(変わらず)◇純利益=560億円(同490億円、同14.3%増)
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