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2022年9月までに生産能力を約3倍に

横浜ゴム、中国で油圧用高圧ホースを増強

工業用品 2021-05-14

杭州横浜ゴム製品


 横浜ゴムは5月14日、中国の油圧用高圧ホースの生産販売会社である杭州横浜ゴム製品(浙江省杭州市)の生産能力を増強すると発表した。投資額は7,600万元(約13億円)。主に建設機械に使用されるワイヤースパイラルホースの生産ラインを段階的に増設し、2022年9月までに現在の生産能力のおよそ3倍に増強する。

 中国での油圧ショベル、建設用クレーンなどの建設機械需要は、2020年に新型コロナウイルスの影響で一時大きく落ち込んだものの、その後は急激に回復している。油圧用高圧ホースの販売は、中国建機メーカーのOEM向けや取替え用の補修市場で大きく伸びており、増強によりこうした旺盛な需要に対応する。

 横浜ゴムは2021年度から2023年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」に取り組んでおり、MB事業では強みであるホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中してMB事業の成長を牽引し、安定収益を確保できる構造を目指している。今回の増強は、その施策のひとつ。ホース配管事業では、油圧ホース市場におけるプレゼンスの更なる拡大を掲げている。

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