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環境性能と運動性能を両立

ブリヂストン、タイヤ技術「ENLITEN」がVolkswagenの電気自動車「ID.3」に採用

タイヤ 2020-07-10

 ブリヂストンは7月9日、同社の開発した環境性能と運動性能を両立するタイヤ技術「ENLITEN(エンライトン)」が、Volkswagenの新しい電気自動車「ID.3」のタイヤに採用されると発表した。

環境性能と運動性能を両立するタイヤ技術「ENLITEN」採用タイヤの装着が決定したVolkswagenの電気自動車「ID.3」


 「ENLITEN」は、タイヤ重量を大幅に軽量化し、省資源化やタイヤの転がり抵抗を大幅に低減することで、環境負荷を低減すると共にハンドリングなどの運動性能との両立を可能にするタイヤ技術。

 同技術は、3次元形状革新サイプと新形状のパターン、接地形状最適化により、運動性能や摩耗性能を維持しながら約30%転がり抵抗を低減し、ガソリン車の走行時にCO2排出量低減を可能にする。

 また、電気自動車の場合はバッテリー寿命を大幅に延ばし、ドライバーが1度の充電で走ることができる航続距離の延長に貢献。さらに、従来品対比約20%の軽量化により、タイヤ1本あたりの生産に必要な原材料を約2キロ削減する環境負荷低減効果も期待できる(タイヤサイズ225/40R18での比較)。

 今回の「ID.3」のタイヤ開発においては、環境性能と運動性能を両立するタイヤ技術「ENLITEN」と新しいコンパウンドの配合技術を最適に組み合わせることで、グリップの維持と摩耗性能の向上を実現。

 これにより、大幅な転がり抵抗の低減に加え、ウエットおよびドライ路面での運動性能やブレーキ性能、長く使うための耐久性能全てにおいてVolkswagenの高い要求レベルを達成している。

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