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主力タイヤ生産拠点の一つである仙台工場が

TOYO TIRE、コージェネ大賞で「優秀賞」を受賞

タイヤ 2020-02-10

 TOYO TIREは2月10日、優れたコージェネレーションシステムを対象に表彰する「コージェネ大賞2019」において、主力タイヤ生産拠点の一つである仙台工場(宮城県岩沼市)が、コージェネ大賞「優秀賞」(産業用部門)を受賞したと発表した。

表彰式の様子


 同賞は、コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(通称:コージェネ財団)が新規・先導性、新規技術、省エネルギー性などにおいて、優れたコージェネを表彰する制度で、今回で8回目。

仙台工場が導入した天然ガスタービン設備


 TOYO TIREは、仙台工場近傍を通る天然ガス供給インフラ整備計画にあわせ、生産設備に供給する熱エネルギー設備に、天然ガスを用いた高効率ガスタービンコージェネを導入。天然ガスは、燃やしてもSOx(硫黄酸化物)やススがほとんど発生せず、また地球温暖化の原因物質の一つであるCO2(二酸化炭素)の排出量も石油より少ない環境特性を有している。

 また、天然ガスは、耐震性を考慮した信頼性の高い高圧幹線によって供給されるため、同社はBCP(事業継続計画)の観点からも有効であると考えている。今回の受賞は、石油・石炭からの単なる置き換えではなく、環境負荷低減とBCP対策を同時に実現したエネルギー源として天然ガスを利用する取り組みが評価されたことによるもの。

基盤技術センターのコージェネレーション設備


 また、同社は製造拠点である桑名工場(三重県員弁郡東員町)や研究開発拠点である基盤技術センター(兵庫県川西市)においても、天然ガスを用いたコージェネをエネルギー設備に採用している。

 基盤技術センターのコージェネは災害時に停電が生じても運用可能な設備を導入しており、所在する川西市と災害発生時に避難場所を提供する協定を結び、停電が起こった場合も電源を確保した安全・安心な避難場所を市民に提供する。

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