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1車軸あたり約100キロの軽量化に繋がる

日本ミシュランタイヤ、「MICHELIN X One LINE ENERGY D」がいすゞの大型トラック「ギガ」最新モデルにオプション装着開始

タイヤ 2020-01-21

 日本ミシュランタイヤは1月20日、ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One LINE ENERGY D(ミシュラン エックスワン ラインエナジー ディー)」がいすゞ自動車の大型トラック「ギガ」最新モデルのオプション装着タイヤに採用されたと発表した。サイズは445/50R22.5で、2020年3月上旬より全国のいすゞ販売店で受注体制に入る予定。

「MICHELIN X One LINE ENERGY D」



 「MICHELIN X One LINE ENERGY D」は、車両の輸送効率向上ならびに環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ。トラックの後輪に装着されている2本(ダブルタイヤ)を1本にするというコンセプトで、1車軸あたり約100キロの軽量化に繋がり、燃費効率にも優れていることが特徴だ。駆動軸にも使用できることから、輸送業界で注目を集めている。

「ギガ」最新モデル


 今回の当該車両は、2019年12月26日にいすゞが発売を開始した大型トラック「ギガ」の最新モデルで、先進安全装備とドライバー疲労軽減装備を拡充し、コネクテッド機能が進化したもの。

タイヤ本数低減・走行安定性のイメージ


 同車両の後輪2軸にMICHELIN X Oneを装着した場合、車輛重量を約200キロ軽減でき、慢性的な人手不足という構造的課題を抱える輸送業界において、積載量増による輸送効率向上につながる点が大きなメリットとなる。また、部品点数が半減することでメンテナンス負担軽減、シングルタイヤになることでハンドリング性能が向上し、ドライバーの疲労軽減にも貢献する。

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