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新品時、摩耗時ともに高い静粛性実現

ブリヂストン、「REGNO」の新商品を発表

タイヤ 2019-01-17

新商品「REGNO GRーXⅡ」を発表する長島ブリヂストンタイヤジャパン常務執行役員(左)と坂野ブリヂストン執行役専務


 ブリヂストンは1月15日、ヒルトン東京お台場(東京都港区)で乗用車用タイヤのプレミアムブランド「REGNO(レグノ)」の新商品発表会を開催した。

 発表会冒頭あいさつに立ったブリヂストンタイヤジャパンの長島淳二常務執行役員・消費財タイヤ事業担当は「ブリヂストンは運動性能としての直進安定性、ドライ性能、ウェット性能、車内で快適に過ごせるための乗り心地と静粛性、地球環境への配慮という意味でのライフと低燃費、この7つの性能の総合力がタイヤに重要と考えている。REGNOは最上位ブランドとしてタイヤに必要な7つの性能全てを磨き上げ、高次元でバランスさせるグレードバランスをブランドコンセプトとしている」と語った。

 新商品「REGNO GR-XⅡ」は、滑らかな路面から荒れた路面まで様々な路面でのノイズ抑制を従来品である「REGNO GR-XI」に対しさらに進化させるとともに、新品時の気柱管共鳴音を低減する「3Dノイズ抑制グルーブ」、摩耗後も消音効果を発揮させるため摩耗推移に応じて形状が変化する「シークレットグルーブ」を組み合わせた新しいトレッドパタン技術を採用することで、タイヤの摩耗度に比例して大きくなるノイズを低減。新品時、摩耗時ともに高い静粛性を実現している。「騒音エネルギーは、従来品に比べ新品時で5%、60%摩耗時で17%の低減に成功している」(坂野真人ブリヂストン執行役専務・CTO・技術・品質経営分掌兼開発管掌)。

 また、路面との接地形状を最適化することで、段差を乗り越える際の衝撃を5%低減するとともに、同社の独自技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)」を駆使し、非対称形状・非対称パタンを採用することで、好評だった従来品同等の高い操縦安定性と直進安定性を確保しつつ、優雅な乗り心地と高い運動性能を両立している。分子構造を操る技術「ナノプロ・テック」によるゴムの進化とトレッド形状を最適化したことで、従来品に比べ転がり抵抗は14%低減、摩耗寿命は6%向上した。
 

新プロモーションに竹野内さんと杏さんを起用

 REGNOの新商品発表会に続いて行われた2019年の新プロモーション発表会には、2019年から新たにCMに起用された竹野内豊さんと杏さんが登場。一人ひとりの生活にあわせて、ユーザーにぴったりのタイヤを選んでほしいというブリヂストンの思いを込めた新プロモーション「100人のちゃんと買い」について、トークセッションが行われた。

 その中でタイヤ選びのポイントについて、竹野内さんは「フィーリングでちゃんと買い。ただ走れば良い、運転すれば良いというのではなく、曲がり方、止まり方含めてドライビングを今後も楽しんでいきたい」と、杏さんは「愛情でちゃんと買い。安心、安全、守るような存在、生活スタイルに相応しいタイヤを選びたい」と語った。

竹野内豊さん(右)と杏さん

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