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「残溝不足」が最も多く確認

住友ゴム工業、二輪車用タイヤの安全点検結果を公表

タイヤ 2018-09-21

タイヤ点検活動の様子(アネスト岩田ターンパイク箱根スカイラウンジ前)

 
 住友ゴム工業は9月21日、同社グループの二輪車用タイヤ販売会社であるダンロップモーターサイクルコーポレーションが8月18日に「DUNLOP 全国タイヤ安全点検」として二輪車用タイヤの安全点検を実施したと発表、その点検結果を公表した。

 今回の集計結果ではタイヤの整備不良率は全体の15.3%で、濡れた路面でのスリップの発生原因となる「残溝不足」が最も多く確認された。

 この点検活動は2012年から毎年(2014年は悪天候のため中止)、8月19日の「バイクの日」前後に全国の道の駅やレストハウスなどで実施しているもので、6回目となる今年は全国6カ所で実施した。

 当日はタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの残溝チェック、タイヤ表面の損傷、摩耗度合いなどを調べる外観点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について説明したチェックカードを配布するなど、ライダーにタイヤの日常点検の重要性を啓発した。

 全国で616台の車両を点検した結果、タイヤにかかわる整備不良は全点検台数のうち94台(15.3%)で、その内訳は(重複含む)タイヤの残溝不足が60台(9.7%)と最も多く確認された。なお、今回の点検により2012年からの累計点検台数は3,317台となった。

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