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天然ゴムとフィラー分散性を「ナノ加工」で実現

東洋ゴム工業、TBタイヤ 省燃費性もう一段向上へ

タイヤ 2018-03-19

研究開発設備棟を設置済みのマレーシア工場


 さらにナノレベルでの高度なフィラー分散体の形成を実現できるように、プロセスの最適化を図るに至った。

 これらは同社が2011年に確立した独自の理想なゴム材料開発の基盤技術である「Nano Balance Technology」の4つの体系の「ナノ分析」、「ナノ解析」、「ナノ素材設計」、「ナノ加工」―の「ナノ加工」を一段進化させたものとなる。

 同社ではマレーシアタイヤ工場敷地内に研究開発設備棟を設置しすでに研究開発と実証を完了しており、この夏までにこれを生産化ラインとして整備し、年内をめどに新しいトラック・バス用タイヤの開発と生産に向けて実用化し、当面北米向けに生産していく方針だ。

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