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ウィルソン工場で総投資額197億円

ブリヂストンが北米でタイヤ増産

タイヤ 2016-01-11

 ブリヂストンは1月6日、北米で乗用車用ラジアルタイヤの生産拠点を増強すると発表した。

 増強するのは、同社子会社のブリヂストン・アメリカス・インクの事業ユニットであるブリヂストン・アメリカス・タイヤ・オペレーションズ・エルエルシー(BATO)のノースカロライナ州ウィルソン工場(1974年操業、従業員1785人)。総投資額は約1億6400万ドル(約197億円)で、今後5年間で段階的に増強を行う。

 まず16年上期着工の第一および第二段階として、合計約1億ドル(約120億円)を投資し、16万7000平方フィート(約1万5515平方メートル)の延床面積に先進的な生産設備・技術を導入。18年までにウィルソン工場の乗用車用ラジアルタイヤ生産能力を現在の日産3万200本から同3万5000本へ増強する。

 操業開始から42年の歴史を持つウィルソン工場は、ブリヂストングループの海外工場では最初にランフラットテクノロジー(RFT)採用タイヤの生産を開始するなど、イノベーションの先駆けとなってきた生産拠点。16年には汎用リムにも装着可能なRFT採用タイヤ「ドライブガード」の生産を開始することに加え、今回の増強によりグローバルでの競争力をさらに高めていくとしている。

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