日本ゼオンは、独自の製造技術で開発したシート系放熱材料「VBシリーズ」の生産を開始した。

 今回生産を開始した「VB200」は、VBシリーズの標準グレード製品。一般的なグリース系放熱材料と比べ、垂直方向(Z軸=厚み方向)に高い熱伝導率を有すると同時に、同社が得意とする特殊エラストマー技術を応用することによって優れた耐久性を発揮する。

 近年、サーバーや通信機器用チップの情報処理能力の向上に伴い、熱対策へのニーズが高まっており、同製品は電子部品の熱問題解決に大きく貢献することが期待される。

 また、今後半導体業界においては、デバイスの小型化・高速化が進むことにより、ますます発熱の問題がクローズアップされることが考えられる。同社は同製品について、「半導体の高性能化に伴うこれらの課題の解決に役立つだけでなく、同じく熱マネージメントを必要とするその他電子機器への適用も期待される」としている。