日東工器、迅速流体継手事業は増収減益

　日東工器の2025年3月期（2024年4月～2025年3月）業績は、売上高が272億5,600万円で前期比0.7％増、営業利益が23億4,200万円で同12.6％減、経常利益が25億1,000万円で同11.0％減、純利益が13億4,500万円で同26.9％減だった。

　セグメント別のうち、迅速流体継手事業は、売上高が119億9,400万円で同0.9％増、営業利益が20億6,700万円で同13.6％減。前期下期から好調だった産業機械向け製品が在庫調整による需要減少の影響を受けたが、生成AIの普及に関連する半導体製造装置向け製品の需要増により増収。利益面では、原価率の上昇および製品構成の影響により減益となった。

　2026年3月期業績は、売上高292億9,000万円で前期比7.5％増、営業利益6億円で同74.4％減、経常利益7億4,000万円で同70.5％減、純利益6億5,000万円で同51.7％減を見込んでいる。