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2024年12月期業績

TOYO TIRE、売上高、各利益で過去最高

会員限定 決算 2025-02-17

説明する清水隆史社長&CEO


 TOYO TIREの2024年12月期業績は、売上高が5,653億5,800万円で前期比2.3%増、営業利益が939億8,100万円で同22.2%増、経常利益が1,021億1,700万円で同18.7%増、純利益が748億1,000万円で同3.5%増。売上高、各利益で過去最高を更新した。「重点商品と位置付ける高付加価値商品群の販売を推し進めたほか、為替円安など外部環境の追い風もあった。経常利益においては、今回初めて1,000億円を超えることができた」(清水隆史社長&CEO)。

 営業利益段階の増減要因は、増益要因が販売要因で123億円、為替で101億円、海上運賃等で80億円、セルビア工場立上コストで37億円、自動車部品事業で17億円、減益要因が原材料で106億円、製造コストで46億円、販管費で34億円、差し引き171億円の増益。

 タイヤ事業は売上高が5,198億3,200万円で同2.8%増、営業利益が920億8,900万円で同20.0%増。販売本数は減少したものの、重点商品の販売促進が奏功したこと、為替円安も寄与し売上高、営業利益ともに過去最高の数値となった。北米市場の市販用タイヤは、アジア品を中心とした安価なタイヤの流入があったものの、OPEN COUNTRY A/T Ⅲなど重点商品の堅調な需要により、販売量は前年度並み。売上高は為替円安を背景に前年度を上回った。

 自動車部品事業は売上高が455億2,600万円で同3.9%減、営業利益が18億8,000万円で同954.6%増。一部自動車メーカーの稼働停止影響を受けて減収となったが、受注ミックスの改善などにより大幅な増益となった。

 2025年12月期業績予想は、売上高が5,850億円で前期比3.5%増、営業利益が850億円で同9.6%減、経常利益が750億円で同26.6%減、純利益が500億円で同33.2%減。「営業利益の減益は

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