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2025年3月期第3四半期業績

住友理工、自動車用品、一般産業用品とも増収増益

決算 2025-01-29

 住友理工の2025年3月期第3四半期(2024年4~12月)業績(IFRS)は、売上高が4,712億7,100万円で前年同期比3.1%増、事業利益が327億2,200万円で同28.8%増、純利益が221億8,800万円で同65.7%増だった。

 セグメント別にみると、自動車用品は、売上高が4,265億1,600万円で同2.7%増、事業利益が287億900万円で同22.2%増。主要顧客による減産の影響があったものの、円安の進行による為替換算の影響により増収。また、原価低減活動、生産効率の向上や為替換算の影響により増益となった。

 一般産業用品は、売上高が447億5,400万円で同6.9%増、事業利益が40億1,300万円で同108.4%増。高圧ホースおよびプリンター向け機能部品の主要顧客による生産台数の増加や円安の進行による為替換算の影響により増収。また、主にプリンター向け機能部品の生産拠点集約などの構造改革進展に伴い増益となった。

 所在地別にみると、日本は売上高が1,848億円で同3.9%増、事業利益が103億円で同22.0%増。米州は売上高が1,477億円で同12.9%増、事業利益が97億円で同3.1倍。アジアは売上高が1,436億円で同5.9%減、事業利益が147億円で同4.7%減。欧州その他は売上高が504億円で同0.5%減、事業損失が20億円(前年同期は17億円の損失)となった。

通期業績予想を上方修正

 同社は2025年3月期通期業績予想を上方修正した。円安の進行により海外子会社の売上高が邦貨換算で増加するため、売上高は前回予想を上回る見込み。また、損益面は、邦貨換算影響、原価低減活動および経費支出の抑制による収益の上振れにより前回予想を上回る見込み。

 ■2025年3月期通期業績予想
 ◇売上高=6,300億円(前回予想6,150億円、増減率2.4%増)◇事業利益=420億円(同380億円、同10.5%増)◇純利益=249億円(同222億円、同12.2%増)

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