PAGE TOP

2025年3月期第3四半期業績

バルカー、シール製品事業は増収増益

決算 2025-01-29

 バルカーの2025年3月期第3四半期(2024年4~12月)業績は、売上高が449億9,400万円で前年同期比2.7%減、営業利益が42億2,200万円で同22.5%減、経常利益が44億8,700万円で同22.5%減、純利益が28億400万円で同29.7%減だった。

 セグメント別にみると、シール製品事業は、売上高が301億9,700万円で同7.8%増、営業利益が39億3,100万円で同65.0%増。機器市場向けが設備投資減勢の影響を受けたものの、先端産業市場向け高機能シール製品販売の回復基調が続いたことにより増収増益となった。

 機能樹脂製品事業は、売上高が124億3,300万円で同22.0%減、営業利益が4億4,900万円で同85.5%減。先端産業市場・プラント市場向けのフッ素樹脂特殊タンク製品の需要が調整局面となったために大きく減少したことで減収減益となった。

 シリコンウエハーリサイクル事業他は、売上高が23億6,300万円で同3.7%増、営業損失が1億5,800万円(前年同期は2,900万円の損失)。主力事業が堅調に推移したものの、デジタルソリューションの開発費用が先行したことで増収となったものの損失幅が拡大した。

 2025年3月期通期業績は、売上高625億円で前期比1.2%増、営業利益65億円で同8.5%減、経常利益65億円で同12.2%減、純利益50億円で同1.9%増を見込んでいる。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物