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2024年12月期第2四半期業績

ニチリン、日本、北米、アジアは増収増益

決算 2024-08-09

 ニチリンの2024年12月期第2四半期(2024年1~6月)業績は、売上高が362億8,300万円で前年同期比7.2%増、営業利益が48億8,200万円で同11.1%増、経常利益が61億2,200万円で同14.1%増、純利益が38億2,700万円で同27.4%増だった。

 セグメント別にみると、日本は売上高が171億6,800万円で同2.3%増、営業利益が18億9,500万円で同23.4%増。国内で能登半島地震や一部メーカーの出荷停止の影響を受けた一方、日本への生産移管を含めた北米向け輸出の増加や円安により増収増益となった。

 北米は売上高が77億9,800万円で同22.3%増、営業利益が7億2,900万円で同26.1%増。北米市場は、日系メーカーが得意とするHVの需要が好調に推移しており、また昨年7月からハーレーダビッドソン用部品の納入開始もあり増収増益となった。

 中国は売上高が56億8,200万円で同3.4%減、営業利益が6億6,000万円で同3.6%減。EV化が着実に進む中、現地メーカーへの販売が増加した一方、日系メーカーの販売低迷により減収減益となった。

 アジアは売上高が123億8,200万円で同16.9%増、営業利益が19億5,700万円で同27.2%増。半導体など部品の供給不足の緩和に加え、グループ内最適生産による北米への販売増加により増収増益となった。

 欧州は売上高が36億1,000万円で同12.8%増、営業利益が2,300万円で同39.5%減となった。

 2024年12月期通期業績は、売上高720億円で前期比1.9%増、営業利益90億円で同6.4%減、経常利益95億円で同9.9%減、純利益53億円で同10.4%減を見込んでいる。

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