昭和ホールディングス、ゴム事業は増収増益

　昭和ホールディングスの2024年3月期第2四半期（2023年4～9月）業績は、売上高が47億1,500万円で同20.3％増、営業利益が1億2,600万円（前年同期は800万円の損失）、経常損失が1億4,300万円（同1億600万円の損失）、純損失が1億4,000万円（同1,000万円の利益）だった。

　セグメント別のうち、スポーツ事業は売上高が5億8,000万円で前年同期比10.9％増、営業利益が200万円（前年同期は800万円の損失）。ソフトテニスでは、中高の部活動がコロナ禍以前の活気が戻らずボールの使用頻度が増えない事に加え、記録的な猛暑日が続いたことで部活動時間に制限がかかったことなどが売り上げに響いた。テニスクラブ再生運営事業では、2019年比で会員数を増加させており、退会者も極めて低い率で推移している。新規事業では、昨年から開始した旅行事業が順調に拡大し、新規輸入販売商品などが増収増益要因となった。

　ゴム事業は売上高が13億900万円で同64.6％増、営業利益が1億800万円で同692.2％増。光熱費や輸入原料の高騰が利益を圧迫したものの、連結子会社の損益を取り込んだことにより、増収増益となった。ゴムライニング防食施工では、積極的に営業拡大を進めた結果、製缶を含めた大型案件を受注し、売上高・利益率ともに好調に推移した。

　2024年3月期通期業績は、現時点では適切な予想をすることが困難であるとし、公表していない。