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2023年12月期第3四半期業績

クラレ、イソプレンは減収営業損失

決算 2023-11-09

 クラレの2023年12月期第3四半期(1~9月)業績は、売上高が5,743億7,400万円で前年同期比3.8%増、営業利益が617億200万円で同12.9%減、経常利益が577億5,300万円で同17.6%減、純利益が364億8,700万円で同22.7%減だった。

 セグメント別のうち、イソプレンは売上高が468億3,300万円で同3.9%減、営業損失が40億6,600万円(前年同期は41億4,500万円の利益)。イソプレンケミカルおよびエラストマーは、前期下期から続く需要減退に加え、競争激化の影響を受けた。また、耐熱ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、自動車向けは回復基調にあるものの、電気・電子用途はデバイスの在庫調整の影響を受けて販売量が減少した。利益面では、需要減退、稼働を開始したタイ拠点の減価償却費や経費の増加、電気・電子デバイスの在庫調整の影響で減益となった。

通期業績予想を下方修正

 同社は第3四半期業績および足元の事業環境を踏まえ、2023年12月期通期業績予想を下方修正した。

 ■2023年12月期通期業績予想
 ◇売上高=7,700億円(前回予想8,100億円、増減率4.9%減)◇営業利益=780億円(同840億円、同7.1%減)◇経常利益=730億円(同790億円、同7.6%減)◇純利益=450億円(同470億円、同4.3%減)

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