2023年3月期第1四半期業績
アキレス、プラスチック事業、産業資材事業とも増収減益
決算 2022-08-09
アキレスの2023年3月期第1四半期(2022年4~6月)業績は、売上高が191億3,200万円で前年同期比7.6%増、営業損失が5,700万円(前年同期は3億1,400万円の利益)、経常利益が3億3,100万円で同23.1%減、四半期純利益が1億3,300万円で同41.7%減だった。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が98億2,200万円で同11.9%増、営業利益が6億8,100万円で同4.4%減。売上高は増加したが、営業利益は原材料価格や物流費上昇などの影響で減少した。
同事業のうち、中間財をみると、車輌内装用資材は、半導体不足、中国のゼロコロナ政策などによる部品不足に伴う自動車メーカーの減産継続の影響を受け減収。化成品は、米国向け医療用フィルム、中国・台湾向けエレクトロニクス用フィルム、欧州・豪州向けエクステリア用フィルムなどの海外向け製品が大きく伸長し、国内では農業・林業用生分解性フィルムが好調に推移したことで増収。建装資材は、新柄投入の効果により増収。中間財の売上高は 92億500万円で同12.4%増となった。
消費財では、 防災対策商品は、エアーテントが伸び悩んだが、米国向けゴムボートの販売が好調に推移し増収。消費財の売上高は 6億1,700万円で同5.8%増となった。
産業資材事業は売上高が67億2,100万円で同1.7%増、営業利益が2億200万円で同54.6%減。売上高は増加したが、営業利益はプラスチック事業同様、原材料価格や物流費の上昇などの影響で減少した。
同事業のうち、中間財をみると、ウレタンは、主力の寝具用が低調に推移するとともに、車輌用が自動車メーカーの減産継続の影響を受け減収。断熱資材は、戸建住宅向けのボード製品をはじめ、パネル製品、スチレン製品が伸長し増収。工業資材は、海外ユーザーを中心とした半導体分野向けウエハー搬送用部材の販売が好調に推移するとともに、国内における医療機器向けRIM成形品の伸長で増収。中間財の売上高は63億8,300万円で同0.6%減となった。
業績予想を修正
同社は2023年3月期第2四半期業績予想および2023年3月期通期業績予想の修正を発表した。
第2四半期は、売上高は当初計画を上回って推移しているが、利益面ではエネルギー・原材料価格や物流費の上昇、円安の影響に対応する価格改定の遅れにより、営業利益、経常利益、四半期純利益が前回予想を下回る見込み。また、通期は、第2四半期の業績予想を踏まえて修正した。
■第2四半期業績予想
◇売上高=410億円(前回予想400億円、増減率2.5%増)◇営業損失=12億円(同4億円の損失)◇経常損失=7億円(同2億円の損失)◇四半期純損失=7億円(同3億円の損失)
■通期業績予想
◇売上高=860億円(前回予想850億円、増減率1.2%増)◇営業利益=1億円(同9億円、同88.9%減)◇経常利益=8億円(同13億円、同38.5%減)◇当期純利益=2億円(同6億円、同66.7%減)
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