単純に数量という面でみると、ゴムの消費地としての日本の存在感は、世界の中で年々薄れてきている。

 例えばIRSGの統計をみると、日本の新ゴム消費量(天然ゴムと合成ゴムの合計)は中国、米国、インド、タイに次ぐ第5位で、年間1,000万トン超の新ゴムを消費する中国のおよそ7分の1の規模だ。タイと同様に、近年成長しているベトナムやマレーシアなど東南アジア諸国が、新ゴム消費量で日本を超える日もそう遠くはないとみられ、日本の存在感はますます薄まっていくだろう。

 もっとも、それはゴム製品メーカーの地産地消が進んだ証拠とも言える。日系自動車メーカーの海外進出に呼応する形で、ゴム製品メーカーは2000年代には中国、2010年代からは東南アジアへ積極的に進出した。東南アジアの各国がゴムの消費地として発展してきている背景には、日本のゴム製品メーカーの存在も小さくないだろう。

 一方で、

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