コラム「Front Line」
値上げ待ったなしの危機的なコスト上昇
会員限定 連載 2023-10-02
近年、原材料高騰などを背景に値上げを進めてきたゴム製品だが、数字からみると、さらなる値上げの必要性を示している。
数値の一例として日銀企業物価指数を挙げる。その2023年8月の数値(2020年時点の価格=100)をみると、原材料やユーティリティの上がり具合とゴム製品との間の乖離が鮮明だ。
原材料、ユーティリティでは合成ゴムが157.0、カーボンブラック、酸化チタンが含まれる無機顔料が144.2、事業用電力が123.9、都市ガスが140.4、主に中小工場のボイラーに使用されるA重油が194.7。事業用電力を除くすべてが140を超え、A重油に至っては200、つまり2倍に迫る。
一方でゴム製品は、
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