コラム「Front Line」
自動車部品と合成ゴムの好対照な第1四半期
会員限定 連載 2023-08-28
半導体不足の緩和に伴い、回復基調にある国内の自動車生産。その好影響が、自動車用ゴム部品メーカーの第1四半期(4~6月)業績に数字として表れている。一方で、本来ならば同様に消費が進み、伸びるはずの原材料メーカーの業績は、精彩を欠いた。動きがリンクして良さそうな両者で明暗が分かれた形となった。
自動車用ゴム部品メーカーの第1四半期業績は大きく回復した。豊田合成は売上収益が前年同期比23.8%増、営業利益が同421.4%増、住友理工は自動車用品事業の売上収益が同27.4%増、事業利益が前年同期の25億円の赤字から58億円の黒字に転じた。西川ゴム工業も同様で、売上高が同21.5%増、営業利益が前年同期の3億7,900万円の赤字から7億3,100万円の黒字に転じた。
国内自動車生産は、
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