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連載コラム「白耳義通信」29

「ヨーロッパ旅行 2」

連載 2019-02-14

鍵盤楽器奏者 末次 克史

 先月に続いてヨーロッパ旅行についてお届けします。さてイギリスが EU を離脱する3月29日まで後一ヶ月半。これからヨーロッパはどうなっていくのか先行き不透明ですが、旅行にも少なからず影響するかも知れません。先ず身近なところで為替問題。円高傾向とは言われていますがお土産一つにも関わってきます。それからイギリス、そしてイギリスと国境を接するアイルランドの入出国。元々シェンゲン協定外だったので大きな影響はないかと思いますが、入国審査がより厳しくなることも考えられるでしょう。それからロンドン経由で他のヨーロッパの都市を訪れる場合など、離脱直後は空港内でもバタバタする可能性も有ります。イギリスが落ち着くまで様子見という手もありますね。

 ではヨーロッパ大陸に目を移してみましょう。大きく個人旅行、グループ旅行に別れますが、これはご自身のスタイルに合わせるのが一番だと思います。グループ旅行は様々なコースがありますが、予め決められたところを回ること、それから他の旅行客の方と一緒に食事をすること、そして自由時間がどれだけあるのか検討することが必要になってきます。

 個人旅行であれば飛行機の予約からホテル、レストランと全て自分で行う必要がありますが、空港 – ホテルの送迎、ホテルの予約をしてくれるところも有りますし、初めて訪れる国ではこのようなサービスを利用する手もあります。

 さてオススメコースですが、これまでわたしはゴシック建築を巡る旅、アール・ヌーボー建築を巡る旅など、テーマを決めて旅行してきました。前者で言うとフランスのシャルトル、ランス、アミアンにある大聖堂です。10日間あれば、パリから出発し、フランス国内を巡った後、ベルギーを経由し、ドイツのケルンも可能でしょうか。後者ならば、パリからナンシー、そしてベルギーを経由しウィーンへ。そこからブタペストへも足を伸ばすことができます。

 車をレンタルできるのならロワール川沿いの城めぐりもオススメです。アンボワース城、アンジェ城、シュノンソー城、ブロワ城などを訪れ、その地方の美味しいワインを楽しむこともできます。スペインは広大なのでスペイン一周するならグループ旅行の方が得だと思います。個人であればアンダルシア州、カタルーニャ州、マドリード州などに分けてゆっくりと訪れたいですね。その中でもオススメはバスク州のビルバオを出発してサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼ルートです。何年も掛けて歩くもよし、電車やバスを使って巡礼地を訪れるもよし、シードル片手にバスク料理に舌鼓を打つのはなんとも言えません。

 パリ、ロンドン、ローマの三大都市を訪れるのも良いですが、ご自身の興味に合わせてプランを立てられるのも面白いと思います。ビールということであれば是非ベルギーへお越しください!

【プロフィール】
 末次 克史(すえつぐ かつふみ)

 山口県出身、ベルギー在住。武蔵野音楽大学器楽部ピアノ科卒業後、ベルギーへ渡る。王立モンス音楽院で、チェンバロと室内楽を学ぶ。在学中からベルギーはもとよりヨーロッパ各地、日本に於いてチェンバリスト、通奏低音奏者として活動。現在はピアニストとしても演奏活動の他、後進の指導に当たっている。ベルギー・フランダース政府観光局公認ガイドでもある。

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