NAFTA内の日系企業に
松田製作所と独デスマ社が業務提携
その他 2017-10-10

松田製作所の鈴木社長㊧とデスマ社のシューマン社長
ゴム用射出成形機(INJ)で国内大手の松田製作所の鈴木康三社長は10月3日、欧州で高シェアを誇るドイツのゴム用射出成形機メーカー、デスマ社(マーティン・シューマン社長)と今春、製品開発・販売・アフターサービスについて協力体制を構築する業務提携を締結したことを明らかにした。
今後、NAFTA(北米自由貿易協定)内における日系企業をメインにそのニーズに合った製品の共同開発や販売、アフターサービスを展開していくもので、「松田製作所としては北米・中南米に進出している日系企業に対して積極的な対応が可能となる。サービス協力を得ながら市場展開も試みることができる。一方ドイツ・デスマ社においては、当社を通して日本的商慣習や日系企業のニーズなど習得できるメリットがあることで今回の業務提携に至った」と鈴木社長は業務提携の意義と背景を語る。
協業における対象商品はデスマ社の「Sigma Fシリーズ」の型締装置をベースに、射出ユニットは松田社製designのFILO(先入後出システム)及びデスマ社製designのFIFO(先入先出システム)との両タイプで互換性を可能にした市場で最もニーズのある250トンを共同開発する。製造はデスマのインド工場が担当し、サービス体制はデスマUSAが担っていく予定だ。
また、共同開発製品は「DESMA」と「MATUDA」を組み合わせて「desmatsuda.」ブランドとする。「仕様、コストを含め製品としての総合評価を継続し2018年のしかるべき時期に販売していく」(同)計画。
なお、同業務提携についてドイツでは9月27、28日にわたってデスマ社本社で開催された展示会ならびにイベント「DESMA OPEN HOUSE 2017」の席でも披露された。
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