PAGE TOP

高精度な評価、耐久試験機

新東科学、トライボギアTYPE:38P、TYPE:38Fを開発・発売

その他 2023-09-22

 新東科学は、ハードコート評価試験機「トライボギアTYPE:38P」およびスチールウール耐久試験機「トライボギアTYPE:38F」を開発、10月1日から発売開始する。

トライボギアTYPE:38P、TYPE:38F


 「TYPE:38P」は、主に塗料および塗膜業界向けに開発された試験機で、両業界における標準規格となっている「JIS K 5600-5-4:1999塗料引掻硬度(鉛筆法)」、「ISO12137:2011塗料とワニス・耐傷性の測定」に加え、業界標準試験となっている「スチールウール試験」、「ガーゼ試験」の各試験に対応した引掻試験を、高精度で実施することができる。

 「TYPE:38F」は、主にフィルム業界および樹脂業界向けに開発された試験機で、「JIS K 7317:2022プラスチック・機能性フィルムの引掻き硬さの求め方」、「JIS K 6902:2007B熱硬化性樹脂高圧化粧板試験方法」、「JIS S 6050プラスチック字消し」の各JIS規格に加え、業界標準試験の「スチールウール試験」、「ガーゼ試験」に対応した耐久性試験を、高精度で実施できる。

 「TYPE:38P」、「TYPE:38F」ともに、タッチパネルによる操作のため、簡単に測定条件を入力することが可能。このタッチパネルには、大型カラー液晶を採用しており、測定動作状態を一目で把握できる。また、試験に必要な治具もワンパッケージとなっているため、導入後にすぐに試験を開始することができる。

 導入後、摩擦測定が必要になった際は、オプションの荷重変換器を装着することで、静摩擦・動摩擦の測定も可能だ。このほかオプションとして、JIS K 7317用の観察ボックスや目視治具も用意されており、面倒な準備をしなくても試験が行える。

 両機の主な仕様は次の通り。①移動速度=5ミリ~6,000ミリ/min②駆動モーター=交流サーボモータ③駆動方式=ラック&ピニオン④駆動モード=シングルモード:設定距離移動後自動停止、リピートモード:設定距離を往復運動⑤テーブル寸法=240ミリ×120ミリ⑥安全装置=安全カバー⑦使用環境=0~50度、85%RH以内、ただし結露なきこと。

 問い合わせは新東科学(電話03・3252・2791またはインターネットインフォメーションwww.heidon.co.jp)まで。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物