平均賃上げ5,243円、一時金は155万円
ゴム連合春のとりくみ、ゴム企業の妥結結果を発表
その他 2017-04-04
ゴム連合は3月29日、17年春のとりくみについて、主要ゴム企業の賃金、一時金の妥結結果を発表した。それによると、加盟58組合中、賃金については要求を提出した49組合のうち21組合が妥結、一時金については要求提出45組合のうち20組合が妥結した。賃金改善(賃金底上げ)要求については、要求提出36組合のうち15組合が妥結した。
〈賃金〉
賃上げの平均妥結額(加重平均)は5,243円で率にして1.78%(20組合平均)となった。昨年5月、52組合が妥結した時点の平均賃上げ額は5,393円、1.86%だった。妥結組合数が違うので単純には比較できないが、現時点では昨年実績を若干下回っている。
主な組合の妥結状況を見ると、タイヤはブリヂストンが5,600円(35歳標準)、住友ゴムが5,500円(同)、横浜ゴムが5,000円(同)+賃金改善が平均150円、東洋ゴムは4,100円(同)で、4社とも満額回答、妥結額も昨年と同水準だった。ただしブリヂストンと住友ゴムは、昨年は賃金改善分としてそれぞれ平均1,200円、同1,100円が上乗せされたが、今年は賃金改善を要求しなかった。横浜ゴムは賃金改善額が昨年に比べ平均で82円減少した。
工業用品は住友理工が賃金改善が平均500円、三ツ星ベルトが3,924円、バンドー化学が3,000円(同)、クレハエラストマーが5,160円(同)、明治ゴム化成が4,700円(同)、西川ゴムが6,853円(同)、ニチリンが5,124円(同)だった。住友理工、バンドー化学、クレハエラストマー、明治ゴム化成が満額回答だった。
〈一時金〉
一時金(年間)は、集計可能な18組合の妥結額が、加重平均で155万122円、5.16カ月、単純平均で127万5,308円、4.37カ月となった。
主な組合の妥結状況を見ると、タイヤはブリヂストンが173万円(昨年180万円)、住友ゴム156万円+業績配分(同159万円+業績配分)、横浜ゴムが142万円+5万(同147万円+3万円)、東洋ゴムが5.0カ月(同4.8カ月+業績加算)、住友理工が4.849カ月(同4.854カ月)、三ツ星ベルトが152万円(同148万円)、イノアックが5.0カ月(同4.7カ月)。各社とも満額回答だったが、昨年実績を下回る企業が多かった。
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