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3年ぶりに前年実績を下回る

2019年のゴム製品生産・出荷実績、出荷金額は1.4%減少に

その他 2020-02-25

 経済産業省は2月17日、2019年12月および2019年年間(1~12月)のゴム製品生産・出荷実績を発表した。それによると、2019年年間の出荷金額は2兆2,998億1,700万円で前年比1.4%減となり、3年ぶりに前年を下回った。自動車タイヤは前年を若干上回ったものの、その他の製品は軒並み前年を下回った。

 2019年の国内経済は、米中貿易摩擦などにより外需に弱さが見られたほか、10月の消費税増税や台風などの自然災害による個人消費の落ち込みがあったが、企業の設備投資の増加や雇用環境の改善などを中心に緩やかな回復を示した。

 一方、ゴム製品については、主要需要業界である自動車業界は国内生産が前年比で微減が見込まれており、また、建設機械・工作機械業界も生産量が減少するなど、取り巻く環境は厳しい。今回の統計数値にもその影響が表れている。

 品目別でみると、自動車タイヤは生産数量が1億4,709万5,000本で同0.1%減、出荷金額が1兆2,158億8,900万円で同0.2%増。生産数量では、トラック・バス用、小型トラック用、二輪自動車用が増加したが、乗用車用、特殊車両用は減少。出荷金額では、トラック・バス用、乗用車用、小型トラック用は増加したが、二輪自動車用、特殊車両用は減少した。

 ゴムベルトは、生産量(新ゴム量)が1万9,351トンで同10.7%減、出荷金額が678億8,800万円で同3.8%減。全品目が生産量、出荷金額ともに前年を下回った。特にコンベヤベルトの生産量は同12.5%減と2ケタ減少となった。石炭や鉄鉱石などの資源開発関連向け需要の落ち込みが影響したとみられる。

 ゴムホースは、生産量(新ゴム量)が3万4,593トンで同10.9%減、出荷金額が1,425億2,700万円で同1.4%減。ゴムホースに関しても、全品目が生産量、出荷金額ともに前年を下回った。特に高圧用の生産量は同25.1%減、その他のゴムホースの生産量は同24.7%減と大幅に落ち込んだ。高圧用に関しては、主要需要先である建設機械業界、工作機械業界の生産が伸び悩んだことが背景にあるとみられる。

 工業用品は生産量(新ゴム量)が17万6,367トンで同1.8%減、出荷金額が7,217億4,300万円で同3.4%減。生産量では、スポンジ製品以外は全品目が減少。出荷金額では、防振ゴムが同横ばいとなった以外は全品目が減少した。

 その他のゴム製品は、生産量(新ゴム量)が1万7,370トンで同0.1%減、出荷金額が903億2,700万円で同4.0%減となった。

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