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タイヤ、ベルト、ホースとも減少

16年上期のゴム製品、出荷額5.1%の減少

その他 2016-08-29

 経済産業省が8月15日に発表した16年上期(1―6月)のゴム製品生産・出荷実績によると、出荷金額は1兆727億円で前年同期比5.1%減となった。自動車タイヤ、ゴムベルト、ゴムホース、工業用品のいずれも前年同期を下回った。

 自動車タイヤは、生産数量が7260万本で同5.0%減、出荷金額が5688億円で同7.5%減。生産数量は二輪自動車用以外は前年同期を下回り、出荷金額はすべての品目が下回った。

 ゴムベルトは生産量(新ゴム量)が1万1104トンで同10.6%減、出荷金額が333億円で同6.8%減。コンベヤベルトは生産量、出荷金額とも2ケタ減。歯付ベルト、その他ベルトも生産量、出荷金額が微減した。

 ゴムホースは生産量が1万6968トンで同3.4%減、出荷金額が660億円で同2.6%減。建設機械、工作機械、自動車の減産で高圧用と自動車用の生産が減少。その他用も減少した。

 工業用品では、防振ゴムとパッキン類が生産量、出荷金額とも前年同期を下回った。生産量が増加したのは、ゴムロールとオイルシール、スポンジ製品。出荷金額が増加したのはゴム板のみ。
 
 

6月単月の出荷額12カ月連続減

 6月の出荷金額は1868億円で同5.4%減と12カ月連続で減少した。自動車タイヤ、ゴムベルト、ゴムホースとも減少。

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