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原材料価格、販売量増が寄与

タイヤ4社の2020年12月期通期業績予想、今期は営業増益を見込む

会員限定 タイヤ 2020-02-25

 国内タイヤメーカー4社の決算が出揃った。2020年12月期通期業績予想は、全社が増収、営業利益(ブリヂストンは調整後営業利益、住友ゴム工業、横浜ゴムは事業利益)段階での増益を見込む。ただ、新型肺炎の影響については「定量的な評価が難しい」(ブリヂストン)として、各社とも業績予想に含んでいない。今後どのような影響が出るのか懸念される。

 2019年12月期の営業利益は、全社が前期を下回った。天然ゴムに加え、合成ゴムなど石油系原材料の価格が比較的低位で推移し利益に貢献したものの、円高で推移したことによる為替の影響、固定費や経費の増加が響いた。為替は、ブリヂストンで160億円、住友ゴム工業で67億円、横浜ゴムで26億円、TOYO TIREで26億円の減益要因だった。

 2020年12月期の利益予想は、為替が依然として下押し要因となるが、価格の低位安定が見込まれる原材料が引き続き下支えするほか、

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