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【訃報】

海﨑氏(ブリヂストン元社長)が逝去

その他 2019-02-04


 海﨑洋一郎氏(かいざき・よういちろう=ブリヂストン元代表取締役・取締役社長)1月20日、心不全のため死去、85歳。通夜・告別式は近親者により執り行われた。「お別れの会」を予定している。

 海﨑氏は1933年5月20日生まれ、福井県出身。1962年1月ブリヂストン入社、86年8月常務取締役化工品担当、90年1月専務取締役化工品管掌、91年3月代表取締役副社長・BFS事業管掌兼BRIDGESTONE/FIRESTONE取締役会長兼最高経営責任者、93年3月代表取締役・取締役社長を歴任。2001年3月に常勤相談役、06年1月から08年6月まで相談役を務めた。97年5月に藍綬褒章を受章。

 BRIDGESTONE/FIRESTONEの取締役会長兼最高経営責任者として1991年米国に赴任し、本社移転や組織変革により業務効率化を図り同社の黒字化を達成。また、グローバル自動車メーカーの変化に的確に対応するとともに、国内外の販売体制、開発体制、生産体制、物流体制をよりグローバルに適応させた。同時に、生産・物流・販売にわたる包括的なコスト改善活動も推進し、グローバルで競争する上で必要な体質を強化した。

 ブリヂストンの津谷正明代表執行役CEO・取締役会長は以下のコメントを寄せている。

 「当社元代表取締役・取締役社長海﨑洋一郎殿の訃報に接し、深い悲しみにたえません。

 多角化事業の拡大・国際化を進めたのち、ファイアストン社買収直後に米国に赴任し、米州タイヤ事業の立て直しを直接指揮され、帰国後は当社社長としてグローバル化の基礎を固められ、今日、タイヤ会社として世界一の地位を確立する礎を構築されるなど、社業の発展に大きな貢献をされました。

 豪放磊落、明快闊達で何事にも即断即決であられ、そして、こよなく日本酒を愛された在りし日のお姿が偲ばれます。

 安らかにご永眠されますよう心よりお祈り申し上げます」

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