アキレスは9月28日、同日開催の取締役会において、中国で車輌内装材などを生産する100%子会社「阿基里斯(佛山)新型材料」の生産を9月末で終了することを決定した。

 アキレスは、車輌資材事業の拡大を目的に2019年5月、中国に製造子会社の阿基里斯(佛山)新型材料を設立。

 その後、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う活動抑制の影響や近年の中国現地自動車メーカーによる次世代自動車の急拡大とそれに伴う日系自動車メーカーの相次ぐ生産縮小・撤退の影響などもあり、取り巻く事業環境は設立時から大きく変化し、厳しい経営状況が続いていた。

 こうした状況下、車輌以外の用途拡大や原材料の価格上昇に対する徹底したコストダウン活動に注力してきたが、今後さらに激化が予想される環境下での生産継続は困難であるとの判断のもと、生産終了を決定した。

 今回の決定に伴い、車輌資材事業に関わる製造拠点はアキレスおよび中国江蘇省の合弁会社に集約し、生産体制の最適化を図る。そのうえで、今後は、機能性を強みにモビリティ分野全般をターゲットとする事業展開をグローバルに推進し、車輌資材事業の収益力強化に努めていく方針。

 なお、今回の生産終了に伴い発生する従業員へ支払う経済補償金などの費用・損失見込額は現在精査中だが、現時点では2027年3月期通期連結業績予想に与える影響は軽微だとしている。