東海カーボンは7月30日、「令和8年熊本地震」による同社田ノ浦工場(熊本県葦北郡)の状況について第2報を発表した。

 それによると、半導体、太陽電池、各種産業に使用される等方性黒鉛材を生産し、 同社ファインカーボン事業の基幹工場である田ノ浦工場は、人的被害および建屋・設備に大きな被害はなく、操業については、余震や二次災害に十分留意しつつ従業員および構内協力会社等の安全を確保したうえで、生産設備の点検作業を行い、安全確認が済んだ一部の設備は30日から稼働を再開した。

 製品出荷への影響については、現在、物流網の一部に影響が生じているが、代替ルートの確保により、顧客への影響を最小限にとどめるよう全力を尽くしている。

 なお、田ノ浦工場の等方性黒鉛素材の多くは国内外のグループ会社へ出荷された後、最終加工を経て顧客に納入される。出荷先のグループ会社において一定の素材在庫を保有しているため、現時点で顧客の操業に直ちに重大な影響を与えるものではないとしている。