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2020年に17年比30%増の6万トン

三井化学、ミラストマーの生産拡大へ

原材料 2017-06-06

淡輪敏社長

 三井化学は、熱可塑性エラストマー「ミラストマー」の生産能力を拡大する。2020年に、2017年比30%増の年産6万トン体制にする。5月29日に開いた経営概況説明会で、淡輪敏社長が明らかにした。

 ミラストマーはEP(エチレンプロピレンゴム)とPP(ポリプロピレン)などを主成分としたTPV(架橋タイプのオレフィン系熱可塑性エラストマー)。軟質樹脂の中でも密度が低く、軽いうえ、成形加工性に優れるため、ウェザストリップや内装表皮材といった自動車部品用途を中心に、建材ガスケット・土木目地材、各種グリップ部品などに使用されている。

 近年は軟質樹脂で最軽量、高級な外観特性を活かし、自動車の内装表皮材で採用が拡大しているほか、無塗装・良外観銘柄の開発により、エアバッグカバー向けでも採用が進んでいる。またステアリングブーツ向けに耐油性銘柄を開発するなど、「新用途開発を進めたことで、売り上げが急速に伸びている」(淡輪社長)という。売上高は2010年以降、7年連続で増収を達成している。

 2017年10月には、100%出資子会社「サンアロイ」(千葉県袖ヶ浦市)の本社工場に増設した生産設備(年産5,000トン)が営業運転を開始する予定。これにより、グローバルの生産能力は同4万5,000トンに拡大する。

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