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培養精度がさらに向上

太陽興業、セラミック培養栓を発売

工業用品 2017-06-06

セラミック培養栓/大小11サイズを揃えている


 太陽興業は微生物の培養研究に寄与する「セラミック培養栓(セラミックルーク)」を開発し3月に発売した。

 微生物の培養には適度な通気性が必要で、現在は主にシリコーン発泡ゴム栓が使用されている。しかしシリコーン発泡ゴム栓では、通気性にバラツキがあることや試験管に押し込んだ際に、力加減によっては通気性が悪くなり、培養に不具合が生じたり、実験・研究をする時に安全性が保てないなどの問題があった。

 新製品のセラミック培養栓は、通気部分にセラミックを使用することで、通気性、耐久性、耐熱性、強度が、通常のシリコーン発泡ゴム栓に比べ格段に向上し、これらの問題を解消することができる。また完全な滅菌処理が可能になり、実験・研究の精度を高めることもできる。

 製品化に当たっては、都内の内科学専門機関2社で、微生物の培養テスト、通気テスト、水分蒸発、コンタミ等の検査を行い、大腸菌や黄色ブドウ球菌の培養を確認できたという。国内特許と海外特許(米国)を取得している。

 セラミック培養栓は上部外径14ミリから48ミリまで11サイズ用意し、小型試験管から大型試験、50cc用フラスコから1,000cc用フラスコまで対応できる。内容物の識別ができるよう、蓋の色を緑・青・白の3色揃えている。

 開発者である同社の河内洋輔社長は「金型を20以上も作り試作を重ね、開発までに2-3年かかった。機能性・安全性が従来のシリコーン発泡ゴム栓に比べ格段に向上している。今後、国内だけでなく、海外でも販売拡大していきたい」という。

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