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BR堅調も原料価格上昇で利益圧迫

宇部興産の17年3月期、純利益は連結以降過去最高

原材料 2017-05-12

 宇部興産が5月11日に発表した17年3月期業績は、売上高が6,165億6,300万円で前期比3.9%減、営業利益が349億6,000万円で同15.6%減、経常利益が333億4,800万円で同15.8%減、当期純利益が241億8,500万円で同26.6%増となった。当期純利益は、連結決算以降では過去最高だった。

 化学セグメントは、売上高が2,583億6,400万円で同3.1%減、営業利益が96億5,700万円で同20.1%減。ブタジエンゴム(BR)は、エコタイヤ用途を中心に概ね出荷は堅調だったが、原料であるブタジエン価格上昇により利益が圧迫された。

 18年3月期の化学セグメントは大幅な増収増益を見込む。BRの販売価格上昇などが寄与する見通し。

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