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東南アジアでの需要拡大に対応

東ソー、ベトナムに粗MDIスプリッターを新設

原材料 2023-10-03

 東ソーは、ベトナムにおいて現地法人を設立し、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)中間原料である粗MDIの蒸留分離設備(スプリッター)を建設することを決定した。

MDI蒸留分離工程フロー図


 同設備は、今後も需要の伸長が期待できる東南アジアでの販売体制の強化を図るためもので、2026年10月の商業運転開始を予定している。

 MDIは、スポーツシューズ、フィットネスウェアなどに使用される弾性繊維、リサイクル材を活用した木質ボード、断熱材など、幅広く使用されている代表的なポリウレタン原料。近年は東南アジア、特にベトナム市場でのMDI需要が急速な成長を続けている。

 今回、ベトナムにスプリッターを設置しMDIを生産することでタイムリーな供給が可能となり、現地の旺盛な需要の取り込みを図る。

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