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PAS2060認証を取得

ダウ、建築用カーボンニュートラルシリコーンを提供へ

原材料 2021-12-01

 ダウは、建築物のファサード(正面から見た外観)用途のカーボンニュートラルシリコーンを提供する予定であると発表した。このカーボンニュートラルシリコーンは、同社製品の構成要素であるシリコーンポリマーの製造に必要な炭素をほぼゼロにすることができるほか、カーボンニュートラルであることを国際的に認めるPAS2060認証を取得しており、建築物の環境負荷低減に貢献する。

 サステナブルな建物環境や地域コミュニティ環境を推進する世界グリーンビルディング協会によると、世界のCO2排出量の約39パーセントを建築部門が占めている。カーボンニュートラルシリコーンを使用することで、プレハブのファサード要素やガラス断熱材などの用途では非常に低いエネルギーしか必要としないため、建物のエネルギー効率の大幅な向上に貢献する。また、耐久性にも優れ、断熱化された建物の外壁を50年以上維持することができる。

 同社は「CO2排出量の削減に貢献するネット・カーボン・ゼロ・ビルディングの開発に向けた業界の取り組みに歩調を合わせて、ダウは建築材料に含まれる環境負荷物質の削減の主導に取り組んでいく」考えだ。

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