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高品質維持とともに競争力強化など図る

アランセオがオランダに製造品質管理研究所を開設

原材料 2017-02-08

製造品質管理研究所が開設、左から2人目がウィデルスホーフェン氏、右から2人目がアランセオCEOのドゥフリース氏


 アランセオは2月7日、オランダ・へレーンにあるEPDM(エチレンプロピレンゴム)工場の隣接地に、製造品質管理研究所を開設したと発表した。研究所はEPDM工場の制御室と直接接続しており、検査結果に応じた変更を即座に実施することが可能となる。

 研究所では、EPDM「Keltan」をムーニーやジェル・テストを含む幅広い角度から検査する。従来、製造品質検査は外部機関で行っていたが、それら検査を研究所に移管することで、Keltanの高い品質を維持するとともにEPDM市場での競争力強化などを図る。

 また今年はKeltan誕生50周年にもあたる。新たな研究所の開設とKeltan50周年について、Keltanの責任者でオランダアランセオ社長のクリスチャン・ウィデルスホーフェン氏は「Keltanは今年50周年を迎える。Keltanの類を見ない実績とヘレーンで確立した高品質に誇りを持っている。顧客から品質と製品の一貫性に信頼を得ている当社として、製造品質管理は常に最重要課題だ。新しい研究所の開設により、高品質を提供することの重要性を強調するとともに、品質管理を次の段階へ上げることで、Keltanの将来性を確信している」と語った。

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