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ファインケミカル、「セプトン」、液状ゴムは堅調

クラレ、イソプレン部門は減収微増益

原材料 2017-02-08

会見する伊藤正明クラレ社長

 
 クラレが2月8日に発表した16年12月期業績のうち、イソプレン部門はファインケミカル、熱可塑性エラストマー「セプトン」、液状ゴムともに堅調に推移したものの、耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」のLED反射板用途が苦戦したことなどから売上高は510億8,300万円で前期比7.1%減、営業利益は69億3,400万円で同0.2%増となった。

 同社の16年12月期業績は、売上高が4,851億9,200万円で同7.0%減、営業利益が678億2,700万円で同2.6%増、経常利益が661億8,100万円で同2.5%増、当期純利益が404億円で同13.0%増。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも過去最高を更新した。同社では、16年12月期の業績を受けて期末配当を20.00円から21.00円に修正した。これにより、年間配当は第2四半期末の20.00円と合わせて41.00円(前期は40.00円)となる。

 なお、17年12月期業績予想は、売上高5,300億円で前期比9.2%増、営業利益700億円で同3.2%増、経常利益680億円で同2.7%増、当期純利益420億円で同4.0%増を見込む。

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