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【特集】合成ゴム

宇部興産、収益強化のため合成ゴム事業分社化

会員限定 原材料 2021-06-29

 宇部興産の2021年3月期におけるブタジエンゴム(BR)の状況は、上期(4~9月)は新型コロナウイルスの影響を受けて需要は大幅に減少したが、下期(10~3月)に入り状況は一転。中国をはじめとした自動車生産の急回復に伴うタイヤ生産の復調によってBRの需要も回復した。しかし、通期でみると、上期の大幅な需要の落ち込みを下期でカバーするには至らず、減収減益となった。「特に日本は他地域と比べて回復が遅れ、数量的な落ち込みが顕著だった。稼働率も上がらないため、固定費の負担が重くなり、収益的に厳しい1年だった」(宇部興産)という。

 今期(2022年3月期)足元の状況は、

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