PAGE TOP

液安はキロ当たり25円増

宇部興産、液体アンモニアなどを値上げ

原材料 2021-04-07

 宇部興産は、液体アンモニアおよび誘導品を5月1日出荷分から値上げすると発表、ユーザーとの交渉を開始する。

 値上げ額は液安(液体アンモニア)がキロ当たり25円、安水(アンモニア水)がキロ当たり7円、濃硝酸(98%)がキロ当たり8円、希硝酸(62%、67.5%)がキロ当たり8円、硝酸ソーダがキロ当たり10円、硫安がキロ当たり10円、高純度安水がキロ当たり50円、高純度硝酸がキロ当たり30円。

 同社は値上げの理由について、原料価格の高騰と製造設備の維持更新コストの増大、専用ローリー・船舶等の物流費用の高騰といったコストの上昇を製品価格に転嫁し、採算是正を実施するためとしている。同社の液体アンモニア及び誘導品の値上げ表明は2018年4月以来。

 液体アンモニアは、同社の工業薬品事業における主力製品で、主にナイロン原料であるカプロラクタムや窒素系肥料の原料として生産される。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物