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千葉工場に発電設備を導入

デンカ、CO2排出量削減に37億円を投資

原材料 2020-08-31

 デンカは8月31日、石油化学製品の中核拠点である千葉工場に自家発電用の高効率ガスタービン発電機設備を2台導入すると発表した。年間約12,000トン以上の温室効果ガス(CO2)排出削減を進め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速する。投資額は約37億円。

 同社はパリ協定を念頭に置き、中長期の温室効果ガスの排出量削減目標を策定している。今回の高効率ガスタービン発電機導入は中期目標で掲げる全削減量の約2%、エネルギー起源の排出削減量の約5%に相当する削減効果が見込まれるほか、使用するエネルギー原単位の改善で千葉工場のコスト競争力向上にも寄与する。

 また、今回の導入は十分な排出削減・省エネ効果が見込まれることから、経済産業省から補助金交付(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)の採択を受けており、2018年に採択された青海工場でのガスタービン発電導入等による省エネルギー事業に続く取り組みとなる。

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