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42億円投資し年産21万トンに

東ソー、フィリピンの塩ビ樹脂増強へ

原材料 2017-01-12

 東ソーは1月12日、Philippine Resins Industries(PRII社、本社:フィリピン、出資比率:東ソー80%、三菱商事20%)で、塩化ビニル樹脂(PVC)製造設備の生産能力を増強すると発表した。約42億円を投資し、現状年10万トンの生産能力を同21万トンに引き上げる。2017年2月に着工し、18年12月に完工、19年1月の商業運転を予定している。

 フィリピンのPVC需要は、上下水道を中心としたインフラ投資の本格化により、パイプ用途や建築資材向けなどの需要が拡大、今後も堅調な成長が見込まれている。現在、同国ではPVC供給能力が不足しており、PRII社では、PVC生産能力を倍増することにより、同国における安定供給体制の確立を図る方針。

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